慶應通信! r.saitoの研究室

慶應義塾大学通信教育課程のブログです。皆さんの卒業を応援します。

卒論はじめの一歩(3)

4.方法論を知る
 慶應通信で卒論をお書きになる方の多くは、卒論の申し込みを行う際、どんなテーマで書くか決まっている方が多いと思います。しかし、どのように書いていけばいいのか悩んでおられる方も少なくないと思います。そうした方に文献を紹介します。アエラムックシリーズです。

新版 社会学がわかる。 (アエラムック)

新版 社会学がわかる。 (アエラムック)

心理学がわかる。 (アエラムック (89))

心理学がわかる。 (アエラムック (89))

経営学がわかる。 (アエラムック (105))

経営学がわかる。 (アエラムック (105))

新経済学がわかる。 (アエラムック (38))

新経済学がわかる。 (アエラムック (38))

 ここでは社会学、心理学、経営学、経済学を載せましたが、他にも教育学や工学など、様々な学問が載っています。例えば、社会学を一つとっても、ジェンダー社会学、教育社会学、メディア社会学知識社会学など、扱う分野は様々です。そうした学問が一体どのようなものか、ということが詳しく書かれています。
 レポートや論文は始めから課題が与えられています。しかし卒論は自分で課題を見つけていく必要があります。関心のある物事はあるけれども、それをどのような角度から見ていけばいいのか、どのような手法を用いて考察すればいいのか分からないという時、これらの文献は大いに役立つと思います。この本の巻末には参考文献一覧もありますので、卒論で不安になったときは片っ端から読んでいくといいかもしれません。
 ちなみにですが、一般のレポートならば、それほど知識は要りません。しかし、卒論となると、結構な知識を頭の中に詰め込んでおかないと書けないと思います。また、卒論は最低でも2万字が必要になります。レポートのおよそ5倍です。しかし、卒論に費やす総エネルギーはレポートの5倍以上します。ですので、早く卒論を書き上げるためには、レポートと平行して卒論に必要な文献を読みすすめていく必要があります。