慶應通信! r.saitoの研究室

慶應義塾大学通信教育課程のブログです。皆さんの卒業を応援します。

慶應通信のいいところ&よくないところ

 今、慶應通信の入学を迷っていらっしゃる方が多いと思います。願書を出そうか出すまいか、パソコンで検索していらっしゃる方も、これを見てくださっている方の中にも多いと思います。そこで、慶應通信の良いところ、良くないところについて書いていきたいと思います。
□いいところ
1.学生が総じて真面目である
 卒業するためには真面目にならざるを得ません。講義中は殆どの学生が真面目に講義を受けています。普段はFランク大学で教鞭をとっていて、夏季スクーリングのみ慶應に出向なさっている先生は「ここで教えるのが一番やりがいがある」とおっしゃっていました。よくわかります。
2.自分のペースで勉強できる
 通信課程は仕事や子育て、介護をしながら勉強なさっている方が多いです。通信課程は通学課程のように時間に縛られることが少ないため、空いた時間を活用して勉強することができます。忙しいときはほどほどに、暇なときはガーッと勉強するのがいいですね。
 しかし、ゆっくりしすぎていると寿命との戦いになってしまう場合があります。寿命が先か、卒業が先か、って感じに。本当です。
3.そこそこの自信がつく
 慶應通信修士卒でも難しいと感じる難易度です(と言っても、決して高卒でも卒業できないわけではありません)。それだけに、卒業する頃には文章力にそこそこの自信がついてます。通信生は社会人であるため、仕事や生活を通じて経験したこと生かして卒論をお書きになった方が多いです。それだけに、深みのある内容が多いです。中には辞書と同じくらいの厚さの卒論をお書きになった方がいました(その多くが資料ですが、それでもそのボリュームに目を疑いました)。
4.運にあまり影響されない
 私が考える、通信課程の一番いいところは、あまり運に左右されないところです。大学の通学課程は入学試験があり、一度きりの試験で合否が左右されます。私は試験は水物だと思ってます。
 それと比べて、通信は入学さえすることができれば、後はどれだけ試験に落ちようが、合格は取り消されることはありません。科目試験に落ちても、またチャレンジすることができます。もちろん、卒論の教官選択など、運の要素が全くないわけではありませんが、通学過程と比べると非常にその割合が少ないです。
5.学費が安い!
 一番大切なところですが、書くのを忘れていました。慶應通信は学費が安いです。初年度が合計 130,000 円、二年目以降が100,000円、配本終了後が60,000 円です。
 ただ、その他にスクーリング受講費などが掛かるのですが、それでも大学の中で一番安いです。
詳しくは→(http://www.tsushin.keio.ac.jp/gakuhi/index.shtml)。他の通信課程と比べて、破格の安さです。
■良くないところ
1.科目試験が年4回しかない&会場が少ない
 科目試験は年に4回しかなく、会場も少ないです。試験の日と仕事の日が被ってしまえば、その日は試験が受けることはできません。特例措置とかそんなのは全くないです。ですので、そんな日は試験を諦めざるを得ません。
 せめて6回くらいあって、群に限らずいろんな科目が受験できれば…と思うのですが。
2.書類の申請忘れなどに厳しい
 慶應通信は、書類の期限切れにものすごく厳しいです。本当に厳しいです。ゴネずに、諦めましょう。
3.レポートの中には難しすぎるものがある
 そこそこ頑張って書いているのに「あまりに短く、皮相的で、散漫で、具体性を欠き、大学のリポートの水準に届いていません…」という評価が返ってきたことがあって、「酷すぎるなぁ…」って思ったことがあります。実際そうかもしれないけどさ…。
4.卒論指導が年2回しかない
慶應通信の卒論指導は年に2回しかありません。この倍くらいあってもいいのに…と思います。そうしたら、卒業平均年数が4分の3くらい縮まると思います。
 慶應通信の良いところ・良くないところはそんな感じです。でも、事務局の方がすごく頑張ってくださっていて、年毎に改善されています。本当にありがとうございます&いろいろご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。