慶應通信! r.saitoの研究室

慶應義塾大学通信教育課程のブログです。皆さんの卒業を応援します。

忘年会雑感(1)

 この間、大阪慶友会の忘年会でいろいろお話したことを、ちょこっとだけ書きたいと思います。
 まず、一つ目は通信課程よりも一般通学課程の方が、天才のいる割合が多いことです。卒業論文の平均的なレベルは、言うまでもなく通信生の方が高いのですが、通学課程の学生の少なからずが法科大学院公認会計士、税理士などの対策をしています。また、就職活動も難化しているため卒論に要するはずの時間が取られます。仕方のないことですが、非常に勿体無いことだと思います。受験生時代、理工学部に受かっていたら、私の人生のハードルが大きく下がっていただろうなとこれまで感じたことは多いですが、逆に、下手をするとヘルマン・ヘッセの『車輪の下』状態になっていたかもしれないと思うようになりました。
 二つ目は、卒業に関して。卒業に関しては、いろいろな考え方があると思います。「卒業しないと意味がない」と考えている人もいれば、「単位さえ取れれば、それで充分」と考えている方もおられます。人それぞれです。私は、仕事に向き不向きがあるのと同様に、大学にも向き不向きがあるので、基本的には後者です。しかし、20歳前後の学生さんと、大学院修了者は必ず卒業したほうがいいと思います。特に後者は、修士としての沽券に関わります。これまで、修士の方も何人か中退していますが、そうした方の声に耳を傾けないようにしましょう。
 20前後の方は、卒業すると就活がグッと簡単になるのではないかと思われます。履歴書に「通信卒」と書く必要がないようなので、通学生と意見を交流しながら、就活をすすめていくといいと思います。通信で勉強していると、あたかも「罰ゲームをしているのではないか」とか思うようになりますが、堪えてください。
 慶應大学の大好きな方は、アラハタ(アラウンド二十歳)よりも、40〜60歳の方に多いようです。しかし、後者にとって慶應の肩書きはあまり役に立たないと思います。私も、他大学の院と平行しながら通信の学習を進めたので、通信と書く必要があります。しかし、受験をしないで学生になれる慶應通信は、アラハタ(こう書くとアオハタみたいだな…)にとっては、慶應通信は崇拝してもしきれないほどの存在であると思います。
 このブログは、そんなアラハタが最短で卒業できるように応援する目的で書いています。大学は、さっさと出て行きましょう。
 三つ目は卒業前と卒業後で何か違いはあったか、ということ。実際のところ、心にゆとりができた気がします。レポートやテストのことを考える必要がなくなった、というゆとりです。通信生は常にレポートやテストのことが頭から離れなくなると思います。でも、頑張ってください。