慶應通信! r.saitoの研究室

慶應義塾大学通信教育課程のブログです。皆さんの卒業を応援します。

慶應通信への入学準備(5)

(一部資料からの抜粋です、このブログは、また書き直します。)
 書評では、自分の意見を書くことが求められます。なかなか思い浮かばないときは、「比較」を行ってみてはどうでしょうか。比較の例として、以下の3つを挙げます。

1.過去と現在の対比
 書籍に過去のことが書かれている場合、現代社会と比べてどうか考えましょう。例えば、『学問のススメ』は明治時代に書かれたものですが、現代語訳は現在にも通用します。過去と現代との意外な共通点や、差異点をあげると面白いです。

2.ある国と別の国の対比
 2ページ後ろに、法学(政治学)の例文を載せています。ここでは、EUにおける、原住民と移民との宗教・文化対立について書きました。ヨーロッパではいろんな対立が起きているけれども、日本ではどうだろう。そうした視点を持つことが重要です。

3.A社とB社の比較
 会社間の比較は、経済学の研究でよく行われます。例えば、アパレル業界を牽引するユニクロしまむらは、見た感じではよく似た感じの店舗です。しかし、経営戦略を調べてみると、間逆の戦略を取っていたりします。また、あるアパレルとある機械メーカーとを比較した場合、売る物は違っていても、似た戦略をとっている企業があります。それが、どのような点で共通しているのか、探ってみてはどうでしょうか。