慶應通信! r.saitoの研究室

慶應義塾大学通信教育課程のブログです。皆さんの卒業を応援します。

新地理学1、地理学2

 地理学のレポートは社会学史と同様に易しい科目です。ですので、2類だけではなく1類や3類の方も受講するようにしましょう。地理学1はTNC(トランスナショナルカンパニー)に関して。地理学2は文学作品で好きなものを選んで、その地理学的特徴が作品にどのような影響を与えているかです。
 まず新・地理学1に関して。この課題は企業を一つ選んで、その企業がどのようにトランスナショナル化を進めているかについてです。職種関係なく、殆どの大企業は海外法人を設けており、世界各国で営業を行っています。このレポートは、日本のソニーや松下、日立やシャープ、海外ではマイクロソフトやDELL、韓国ではサムソン電子について書いている方が多いような気がします。私はDELLに関して書きました。この科目は、人文地理学と共通点が多いです。ですので、人文地理学とセットにして取り組むのがいいかなと思います。
 次に地理学2は、文学作品に表れている地理的特徴ですが、これは舞台が明らかになっている小説を選ぶと書きやすいです。作品名に地名やそれと関連する言葉があると、なおよしです。万城目学鴨川ホルモー』や『鹿男あをによし』、森見登美彦夜は短し歩けよ乙女』なんかが書きやすいと思います。読んでませんが。
 ところで、この地理学2はテストが厄介です。テキストにないことがテストに出てきます。ですので、応用力が問われるといっても過言ではないです。まずは過去問に目を通し、それから、役に立たないかもしれないけれども、気休めに人文地理学のテキストも見ておくといいでしょう。
 一方新・地理学1は、新しめの科目であるため、科目試験では過去問にない問題が出てきます。しかし、これはテキストをしっかり見ておくと、怖れることはないと思います。教育学も過去問にない問題が出てきますが、これと比べると落とされる率は少ないです。