慶應通信! r.saitoの研究室

慶應義塾大学通信教育課程のブログです。皆さんの卒業を応援します。

経済学(1)

 総合科目の経済学は、基礎的な事柄が問われていると思います。

1.需要の価格弾力性および所得弾力性について説明しなさい。

 実は経済学や社会学は、公務員対策の参考書が役に立ちます。

公務員試験 新スーパー過去問ゼミ2 社会科学[改訂版]一政治・経済・社会

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 簡単に言うと、価格弾力性というのは、価格が1%上昇したときに、需要量が何%減少するかを示す指標です。この価格の弾力性は、以下の数式で求めることができます。

需要の価格弾力性=−1×需要量の変化率÷価格の変化率

この価格弾力性には以下の特徴があります。
 価格の変化率と需要の変化率が等しいとき、需要の価格弾力性は1です。需要量の変化が大きい財(=需要の価格弾力性が1より大きい財)を奢侈品(しゃしひん=ぜいたく品)といいます。そして、需要量の変化が大きい財(=需要の価格弾力性が1より小さい財)を必需品(生活必需品)といいます。
 生活必需品の米を例に取ったとき。想像してください。価格が少し増えても、あまり買うのを控える、ということはないですよね。少々高くなろうが安くなろうが、我々は米を買おうとします。
 逆に、大型テレビを想像したとき。我々はチラシをチェックします。安くなったときに、ここぞとばかりに家電量販店に駆け込みます。安いときに買う、そして高いときは買わない。これが、ぜいたく品です。
 また一方、所得弾力性というのは、国民の所得が1%増えると、需要が何%増えるか、ということを示す指標です。ここでは詳しい説明を控えます。
 弾力性はそんな感じです。グラフなんかを用いて説明すると、高得点が狙えるでしょう。
 この課題は、レポート型の課題です。起承結です。
起(はじめに)…これから価格弾力性および所得弾力性について説明するよ。
承(旧情報)…まず、価格弾力性について。次の章で所得弾力性について書く。
結(終わりに)…価格弾力性と所得弾力性って何だったっけ。おさらい。