慶應通信! r.saitoの研究室

慶應義塾大学通信教育課程のブログです。皆さんの卒業を応援します。

西洋史概説1(2)

 一つ目に書いたことですが、ちょっと保留してください。私は歴史があまり得意ではないので、今回も適当に書きます。
 百年戦争はイギリス、フランスの両国に何をもたらしたのかというと、それは国家意識です。百年戦争以前は、フランスのフランドル地方は、毛皮などが良く取れる地域なのですが、フランスよりもイギリスの影響が大きく及んだ地でした。フランドルの地域の人々の意識も様々で、封建領主はフランス王朝派、農民はイギリス王朝派に分かれていました(いたと思います)。それが、百年戦争によって、はっきりと領土が分かれたことにより、そこから新たな国民意識が生まれました。
 で、フランスとイギリスはそれぞれどうなったかというと、まずフランスは、これまで弱体化していた王権が再び強くなり、王権による絶対主義へと移行しました。また、イギリスは百年戦争による王権の地位の陥落などが原因で、ばら戦争という戦争がおきます。
 そんな感じです。国家意識の形成に焦点を当てて書くと、良いのではないかと思います。