慶應通信! r.saitoの研究室

慶應義塾大学通信教育課程のブログです。皆さんの卒業を応援します。

高校の勉強と大学の勉強(2)

 大学の勉強は、勉強方法を教えてくれる人がいません。高校までは「授業を聞く」→「問題集を解く」という、わりかし明確な形だったので、迷う人はそれほど多くないと思います。しかし大学での勉強方法は、通信だけではなく通学課程でも教わることは極めて少ないです。ですので、通信通学問わず、大学生は独学で大学時代を切り抜けていく必要があります。
 独学というのは、勉強の内容だけではなくて、勉強方法もそれに含まれていると思います。論文やレポートを書くのに必要な力は、以下の3つであると思います。
(1)語彙力(どれだけ言葉を知っていて、実際に使うことができるか)
(2)読書力(どれだけの知識を持っていて、読書をスムーズに行い、新たな知識をつけることができるか)
(3)構成力(=構想力、論文やレポートを、どのように構成していくか)
 勉強の仕方は、個々人によって違います。言葉の身に付け方も、読書の仕方も、文章の書きかたも、人によって異なります。でも、こうした勉強方法は、勉強に勉強を重ね、自分に最適な方法を編み出していくのだと思っています。
 この間、モレスキンに関する本を買いました。

モレスキン 「伝説のノート」活用術?記録・発想・個性を刺激する75の使い方

モレスキン 「伝説のノート」活用術?記録・発想・個性を刺激する75の使い方

 モレスキンというのは、あらかじめ決められた書きかたというのは存在せず、シールを貼ったり、スタンプを押したり、絵を描いたり、自分で好きなようにDIY的に作り上げていくノートです。このモレスキンのように、勉強の仕方も、時間をかけて洗練していくのがいいと私は思います。
 と、塾講師は思いました。