慶應通信! r.saitoの研究室

慶應義塾大学通信教育課程のブログです。皆さんの卒業を応援します。

「ノマド(ワーカー)」という生き方

 このあいだ、「Cyta.jp」というサイトを知りました。登録してユーザーになると、いろんな資格試験や外国語会話、ギターなどの演奏の仕方を習うことができます。また、個人的にそういった勉強を教える(プライベート)コーチになることもできます。ウェブサイトを運営しているのは、慶應大学のOBです。
 このようなサービスは、最近話題になっている「ノマド」的です。ノマドというのは、遊牧民という意味で、特定の働く場所を持たず、カフェやレストラン、図書館などで仕事をしている人をさします。例えばプログラマやライターなんかがそうです。ノートパソコンなどのITツールを持ち歩き、移動することで気分転換しながら仕事をしていく。そんな感じです。Cyta.jpを使うと、カフェやレストランなど、いろんな場所でコーチングができるのではないかと思います。小説化とか編集者の打ち合わせみたいな感じで。いや、スカイプを使えば離れた距離からでもおしゃべりすることができる。今パソコンがあれば、なんでもたいていのことができますね。
 ノマドという働き方は、もちろん昔から存在していました。それがIT技術の進化と時代の変化によって顕在化しつつあります。 団塊の世代からバブルの世代にかけて、個人よりも集団で働くことが、はるかに効率的でした。しかし、現代ではそれが制度疲労を起こしつつあります。今では、個人で働いたほうが集団になるより効率的な仕事が増えてきたのです。
 私はあまりバブル時代以前のことは知りません。なので、アラファーアラフォー世代とは仕事に対する考えがやや違っていると思います。ひょっとして私には、その世代のような協調性はないかもしれないです。でも、ノマドという生き方は面白いと思う。いろんな職種の人が、同じと頃に集まって、おしゃべりしながら仕事をすると、いろんな発見や斬新なアイデアが生まれるかもしれない。
 ノマドという生き方が気になる昨今です。