慶應通信! r.saitoの研究室

慶應義塾大学通信教育課程のブログです。皆さんの卒業を応援します。

なぜ大学院に通うか(1)

 メールにて、このような質問を頂きましたので、お答えしたいと思います。

 慶應通信を卒業して大学院に行くという人がいますが、何のために行くのか私にはよくわかりません。大学院に行くメリットとかあるのでしょうか?
 それ以前に、通信制の大学を卒業して、大学院に受かるものなのでしょうか?それと大学院とはどういったことをするところなのでしょうか?

 まず、大学院の目的ですが、人それぞれです。大学の教員になりたい、とか、ロースクールを出て弁護士になりたいとか、卒論は何とか書けたけども、勉強をやりのこした感じがする、とか大学時代遊び足りなかったので、まだまだ遊びたい、とか、さまざまです。
 私は、大学院の指導教官を第2の父(言い過ぎか)と思っています。それが大学院入学の大きな理由のひとつです。そうした人は少なくないでしょう。私の指導教官は、勉強よりも生活の中から楽しさを見つける術を教えてくださいました。


 大学生活は今でも心に残るくらい楽しかった。しかし残念ながら、私の社会人1年目(これは慶應通信3年のうちの後半戦ですが)、苦しい日々でした。人生というもののハードルの高さと、自分のあまりにもの未熟さに愕然とし、自殺を考えました。抜毛症という、自分の髪の毛を抜いたり、それを食べたりする病気にかかりました。眉毛が薄くなりました。今、もし3年前の私が目の前にいたら、迷うことなく昔の私を心療内科にぶち込んでいたでしょう。ちなみに勤務先は民間ではないです。
 しかし、それでも私が生きながらえているのは、指導教官がマイミクだったからでしょう。また、友人にも恵まれていました。ユーミン並に、手垢がつきそうなほど大学時代、大学院時代の卒アルを見返しました。
 慶應にも、大阪府大にも、素敵な友人や教員がいます。またどこの大学にも、教授並みに知識量の凄い人、吉本芸人より面白い人、マドンナ(死語かな)のように美しい人、凄いリーダーシップを発揮する人、さまざまな人がいます。
もちろん、大学院にもそうした人はいます。頭のいい奴がゴロゴロいます。そうした人と接し、自分を磨く機会を得る目的で大学院に行くことは、素晴らしいことだと思います。
 また、「通信を卒業したら大学院に合格できるのか?」という問いですが、英語さえどうにかなれば、合格できると私は思っています。それくらいの学力は付きます。


 ところで、普通課程で慶應通信を卒業してから2年後、教員になられた方がいらっしゃいまして、ここで彼女のブログを紹介したいと思います。

ごぶさたしています
もっといろいろなノウハウを記事にしようと思いつつ、
すっかりごぶさたしてしまいました。
もう3年たってますね。(^_^;)
久しぶりにここにきたら、今でも毎日何十人もの方がアクセスしていることにびっくり!
有難うございます。
もう慶應通信の中身もかなり変わっていると思うので
私の話がお役に立てるかはわかりません。
が、1つ、言えるのは
慶應通信で努力したことは、必ず将来のあなたの大きな力になりますよ」ということです。
私はその後、修士課程修了→博士課程に進みました。
博士課程に入るかどうしようか、すごく悩みました。
もう勉強はいいかなぁ、今さらお金払って勉強を続けても
何になれるわけでもなく、
主婦のアタシにとっては高額なカルチャースクールでしかないし・・・
と思ったのですが、
勉強を中断する理由もなく結局入学をしたわけです。
そんなある日、大学院の先生を通じて、別な大学から
「うちの大学の教員に応募してみませんか?」という
お誘いがあり、修士論文提出やら面談やらを経て・・・
なんと合格!
この私が大学教員になってしまいました
先は見えなくとも、努力を続けていればどうにかなるんですね。
慶應通信でしごかれ、特訓を受けたことは、
今、私にとって大きな力になっています。
みなさんもあきらめずにがんばってくださいね