慶應通信! r.saitoの研究室

慶應義塾大学通信教育課程のブログです。皆さんの卒業を応援します。

りっこ28さんの入学論文を考える(志望動機編)

 ご無沙汰しております、斎藤です。今日は久々にブログを書いてみようと思いました。内容は、りっこ28さんの入学論文についてです。残念ながら不合格とのことでしたが、私は志望動機・書評ともにそこそこよく書けていているように思いました。書評で選んだ本も悪い本ではないと思います。

 しかし、具体性がなかったことがこの敗因だと思っています。志望動機については①過去の学習経験、②将来の展望共にです。今日はこのことについて書きたいと思います。

 まず、①過去の学習経験についてですが、YouTubeで取り沙汰されている経済格差や貧富の差がどのようなものであるのか、ということを明確にする必要があったと思います。他に、尊敬しているYouTuberである「妙佛DEEP」や「もふもふ不動産」のチャンネルで伝えられている内容(経済格差や貧富、経済活動)について具体的に書く必要があったでしょう。

 ※「妙佛DEEP」と「もふもふ不動産」を見てみたのですが、内容的にここで名前を上げるべきではないと思うなぁ…。今日初めて知ったサイトですが、特にこれらでは経済格差や貧富の差についてはふれてはいないように思うし。ほとんど見てないので何とも言えないのですが。

 あと、YouTubeを見て思ったことを過去の学習経験にするのは非常に難しいことだと思います。教科書や参考書、週刊誌(例えばNewsWeekなど)を読んで学んだことを書くべきでしょう。もしそれが書けないのであれば、YouTubeを今まで続けてきて、視聴者数や収益を伸ばすためにどのような工夫をし学んだか、というのを書けばよかったと思います。りっこ28さんのチャンネルには約25,000人の登録者がいます。これって凄いことですよ?どのようにしてここまで伸ばしたのか、知りたい人は多いはずです。

 次に②将来の展望についてですが、これも具体性を欠いています。「型通りでないオリジナリティーのある」経済活動とは一体どういったものでしょうか。例えば、りっこ28さんは通信制高校の出身とのことですが、通信制高校は全日制の高校と比べて不利なところがたくさんあると思うんです。例えば大学受験や社会活動についての情報かなぁと思うのですが、通信制高校の生徒さんは受験や活動に対するモチベーションが比較的低いと思うんです。で、将来の展望として、「通信制高校の生徒が大学受験についてもっと身近に感じられる仕組みを作りたい」とか、「学外のいろんな活動を伝え、参加を促したい」とかあると思うんです。あと、YouTuberをされているんでしたら、「動画編集などYouTuberの活動を支援する事業をしたい」とか。いろいろ思いつくと思います。

 志望動機について私が思うことは以上です。次は書評について書きます。