慶應通信! r.saitoの研究室

慶應義塾大学通信教育課程のブログです。皆さんの卒業を応援します。

6人に1人が落ちています

 塾生の方が持ってきてくださった慶應義塾のデータによると、通信教育課程は、6人に1人が落ちていました。言い換えると競争率は1.2倍です。
 通学課程の方や他の方がこの数字を見たとき、「通信課程はほとんど落ちない」と思うことでしょう。しかし、通信課程にとって、これまで人を落とした年はなかったと思います。
 定員は入学者と比べてかなり多く、いわゆる「定員割れ」している状態です。それでも人をここまで絞ったということは、たくさん合格者を出しても「どうせ中退する」と事務局や先生方が判断したのでしょう。

2期お疲れ様でした

スクーリング2期、お疲れ様でした。
15日から3日間、東京にいました。大阪慶友会の方からお声がけをいただいて、飲み会に参加させていただきました。多くの方にお会いできて、とても楽しかったです。皆様ありがとうございました。

既婚者の方はくれぐれもはっちゃけたりしないように。
詩的な意味ではなく、普通の意味で、卒論が書けるようになるために、スクーリングを頑張りましょう。

断捨離生活(1)

ご無沙汰しております、斎藤です。このところTwitterのみの書き込みしかしてなくて、ひさびさの更新になります。お待たせしました。
数ヶ月前からこのブログは、はてなカウンターをつけております。
有名なイケダさんやちきりんさん(ブロガー)には遠く及びませんが、思ったよりたくさんの方が今でも見てくださっていることに、少し驚きました。
私は今年から「断捨離」に励んでいます。端的に言うと、持っているものを捨てて、少ないもので生活しようというものです。ゴミや不要物の多い家で生活すると、精神が停滞しますから、それらを捨てて生き直そうと思いました。

ビリギャルの弊害

 私は「ビリギャル」についてこのように思っています。
 「ビリギャル」は、成功の物語として観るぶんには問題はないと思います。でも、これを真に受けてしまうと人生を破綻させてしまう恐れがあります。パッとしない子供をもつ親が「これを読め」と子供に読ませても、きっとその子の成績は上がらないでしょう。ビリギャルは、別の人間に例えると「カズさん」です。

 カズさんは、ほんの数日で20パーセント近くの体脂肪率を一桁に落としてしまうマッチョマンです。私の体脂肪率は今15〜16%ですが、私の体脂肪率は彼のようには落ちないでしょう。カズさんは、余裕で1日800kcalを消費するパワーを持っています。時速10kmで1時間を走る体力を持っています。私は10kmで走ると20分しか持ちません。運動不足のサラリーマンは5分も持たないでしょう。
 ビリギャルも同じ。彼女は愛知淑徳高校(かなりの進学校)出身です。小学生のときは、かなり勉強したことと思います。
 進学校に進んだ子供が、しばらくして落ちこぼれることは多々あります。周りも優秀な子供達ですから、これまでの学校では神童でも、新しい学校で埋もれたり落ちこぼれることは普通なのです。
 進学校で落ちこぼれることは、かなり心にキます。自暴自棄になって勉強をやめてしまうことがあるかもしれない。
 しかし、それでも小さいとき受験をして得た経験、すなわち勉強を落ち着いて行う精神力は、彼女には残っています。全く勉強をしていなかった子供とは違うのです。
 親は子供にこれを読ませるとき、この事実を無視してはいけないと思います。

新生活のスタート

 改めて、ご入学おめでとうございます。入学後について、思ったことをすこしだけ書いていきたいと思います。
(1)はしゃぎすぎに注意
 社会人入学で、特に普通入学の方は初めての大学ということで、すごく浮き足立っておられると思います。これは仕方のないことだと思います。今から10年以上前のことですが、私もそうでした。
 しかし、20歳前後の若い学生ならともかく、人生の折り返しにおられる方が若者のようにコンパを期待していたら…顔が福山雅治みたいでしたら問題はないでしょうが、下手をするとドン引きされる恐れがあります。気をつけましょう。
 また、夏スク頃には、ぽんぽんとストーカーが現れます。自分に無駄な自信のある方たちです。女性の方は、ご注意を。
(2)編入は難しい
 通信でも通学課程に2年次編入できる制度があります。端的に言うと、ものすごく難しいです。私は大学での勉強の勘所をしっかり掴んでいる子は編入は可能だと思っておりますが、そうでないほとんど全員の方は、無理だと思ったほうがいいかもしれません。
 たまに通学課程に落ちた子が通信に入って、翌年本試験で慶應に入っていくのをSNSで見ます。また通信を諦め、本試験を受けようとした子が本試験に落ち、仕方なく通信を続けざるを得なくなったという悲惨なケースもあります。これが多数でしょう。編入で2年に入った子を私は見たことがありません。
 慶應通信を出て大学教授になる方がたまにおられますが、そういった方も編入しておりません。通信を平均より少し短めの6、7年で卒業して院を出て、そこで非常勤職をゲットというケースです。通信のウェブサイトにいらっしゃる東大の先生ですら、編入したとは言っていないです。一握りの天才でもそんなんですから、凡人は編入のために意気込まないほうがよいでしょう。
 大抵、チェーンのきっちりはまっていない自転車を全速力で漕ぐような感じになってしまい、自意識をこじらせて精神的に大怪我を負ってしまうような気がします。
 まずは落ち着いて塾生ガイドを読んで、なんとなく書けそうなレポートから着実にこなしていくことが大切だと思います。
(3)編入どころか、卒業自体簡単ではない
 編入どころか、卒業自体簡単ではなく、下手をすると卒業する前に諦めてしまうことも考慮にいれましょう。さっさと卒業したいのであれば、
1.色んなことに手を出しすぎない。もしくは、いろんなことに手を出してみて、無理だと思ったらさっと手を引く。
2.サークルで、オーケストラ、劇団、チームスポーツをするのはやめましょう。仕事ならば別ですが。人間関係のこじれがひどいストレスを生みます。勉強が遅れます。

 では、頑張って下さい。