慶應通信! r.saitoの研究室

慶應義塾大学通信教育課程のブログです。皆さんの卒業を応援します。

2010-01-01から1年間の記事一覧

今年も終わりです

ブログを書いて、五ヶ月と少し経ちました。 このブログのおかげで、いろんな方と知り合うことができ、 書いていてよかったなと思いました。 来年から、経済や法学などを書いていきたいと思います。 今年は、あまり結果を残せない、心残りなことが多かったで…

忘年会雑感(2)

前回の続きです。4つめは、大学に関することです。 高校生のとき、よく「どの大学で学んだかよりも、何を学んだかの方が重要だ」という言葉を聞きました。というか、私の母校ではない高校で化学を教えている父もそう言っていました。しかし、私は学問よりも…

忘年会雑感(1)

この間、大阪慶友会の忘年会でいろいろお話したことを、ちょこっとだけ書きたいと思います。 まず、一つ目は通信課程よりも一般通学課程の方が、天才のいる割合が多いことです。卒業論文の平均的なレベルは、言うまでもなく通信生の方が高いのですが、通学課…

とにかくすぐやる人の考え方・仕事のやり方

私は非常にノロい部類の人間です。3月生まれだからでしょうか、すぐに行動に移すのが苦手です。公共料金のうち、ガスは通帳から引かれるのですが、水道と電気はコンビニ支払いです。正直のところ、通帳引き落としの申請がまだなのです。コンビニの振込みも…

オトナの勉強のススメ

18日の大阪慶友会で、ある方からこのような質問を受けました。「新聞の社説を写すことは、はたして文章能力の向上に繫がるか」というものです。私の意見としては、向上につながるのですが、ブログに「4000字書く」と書いたのは、ちょっと多すぎたかなと思っ…

大学と演劇

在学期間中、私は慶應には殆ど行くことはありませんでした。叔母が近くに住んでいる日吉はともかく、三田に関しては殆ど足を運んだことはありません。ラーメン二郎は建物は見ましたが、中には入っていません。卒論担当のO先生と顔をあわせた日は、全部で5…

大阪慶友会忘年会

ご無沙汰してます。 昨日は、1年ぶりに大阪慶友会の例会と忘年会に参加しました。 (この日記は18日になっていますが、19日に書いています) 去年のなんばパークスの氷見(という居酒屋)から1年経つのかと思うと、 めちゃくちゃこの1年ははやく過ぎ去っ…

150日目到達

いつの間にかこの日記、150日目に到達していました。当初は9月半ばで終わりかなと思っていたのですが、12月まで続きました。 そんでもって、夜スクお疲れ様でした。 中には遠いところから三田に通われている方もいるそうですね。 私も以前の大学のとき、火…

慶應通信の噂

そろそろブログを書いて150日経ちます。一日1ページとすると150ページになります。よくここまで書けたなと思います。 さて、今日は慶應通信の噂について書きたいと思います。こんな噂があります。果たしてそれが本当なのか、私個人の考えを書いていきます。…

経済学部におすすめのサイト

卒業論文に着手するとき、「一体何から始めればいいかわからない」と思う方は多いです。そんなときに行うことは二つ。一つ目は、興味の持てそうな本を手当たり次第に読んでみる。二つ目が、卒論のためのお手本を見つけ、分析してみることだと私は思っていま…

スイング・ロジカル・ノート

経済学の勉強で、グラフを描くときに便利なのが、スイング・ロジカル・ノートです。ナカバヤシとロザンがタッグを組、作製したノートです。一見使いにくそうに見えますが、結構使いやすいです。ナカバヤシ ロジカルノート B5 B罫 5冊パック ノ-B501B-5P出版…

起承転結を意識した論文作成(3)

この部分は論文の中で一番大切なところです。「カツマー」をゴフマンの理論を用いての分析です。<承>の段階(これから起承転結は<>をつけて記述します)では、カツマーがおよそどのようなものであるか記述を行いました。だいたいこんな感じです。 ・カツ…

起承転結を意識した論文作成(2)

前回の日記で、アーヴィング・ゴフマンの理論と、米国人キャリアウーマンについて、他のサイトから引用しました。 昨日は米国人キャリアウーマンについて論文を作成しようと思っていたのですが、題材を「カツマー」を例にした方がわかりやすいのではないか、…

起承転結を意識した論文作成(1)

このブログで、よく「起承転結」という言葉を使いますが、今日は私が「承」と「転」をどのようなものとして捉えているかについて書きたいと思います。 これまで、このブログでは「承」と「転」について、前者を旧情報、後者を新情報としか言ってこなかったよ…

高校の勉強と大学の勉強(2)

大学の勉強は、勉強方法を教えてくれる人がいません。高校までは「授業を聞く」→「問題集を解く」という、わりかし明確な形だったので、迷う人はそれほど多くないと思います。しかし大学での勉強方法は、通信だけではなく通学課程でも教わることは極めて少な…

卒論指導の回数

卒論指導ですが、数年前は3回は必須だと言われていたそうです。でも現在は、もちろん指導教官によりますが、1回でもOKという場合があります。しかし、その場合、1回目の指導のときからほぼ完成させた卒論を提示する必要があります。1回でクリアする学…

論文型かレポート型か、その課題の見極め(5)

ずっと、なおざりにしたままだったなと思うことがあり、過去の日記の続きを書きたいと思いました。『論文方かレポート型か、その課題の見極め』という、このブログのおそらく中心であろう記事の続きです。まず、過去の記事を下に載せておきます。 「論文型か…

ライフ・ヒストリー(1)

卒業論文だけに限らず、修士や博士を含めて、いい意味でも悪い意味でも一番エキサイティングな研究は一体何かと言うと、私はライフ・ヒストリー(生活史)だと思っています。他人の生活や文化につかりこんでみることは、非常に楽しいことだと思います。研究…

卒業論文の製本に関して

首都圏におられる方は、慶應大学近くの製本所や生協で、ペンマークのついたのを申し込むことができます。でも、それ以外の地方の方は、大学近くで製本するのが難しいと思います。そうした方は住んでる近くの製本所か製本キットで製本を行う場合が多いです。…

卒論のための読書

一般の課題では、それほど深い知識は必要ないのですが、卒論となると、そこそこ深い知識が必要です。私は、参考文献は30冊未満で済みましたが、卒論に着手する殆どの方が40冊前後読んでいます。50冊以上もザラだと思います。卒論に読書は必要です。 卒論を書…

文学部3類のオススメサイト

面白いサイトを見つけました。『やるおで学ぶ卒業論文の書き方(文系編)』というサイトなんですが、見ていて面白かったです。やる夫が『羅生門』を題材に卒論を書いていきます。 だから前にも言ったように、「どのように」面白いのか、 その根拠を 明瞭にす…

提案型論文→分析型論文

「@卒業論文」というサイトに、こんな論文が載っていました。 □タイトル 「那覇−上海航空路開設に伴う経済効果に関する考察」(京都大学:経済学部) □概要 地理的・歴史的背景を考えれば、経済的自立こそが沖縄の明るい未来を約束し、それを推進する事が、…

学問のすすめ

ウィキペディアをたまたま見ていて知ったことなんですが、『学問のすすめ』で一番有名な言葉 「天ハ人ノ上ニ人ヲ造ラズ人ノ下ニ人ヲ造ラズト云ヘリ」 これは福澤諭吉の言葉ではなく、アメリカ合衆国の独立宣言から抜粋した言葉。「云ヘリ」というのは、「云…

私的卒業論文対策(2)

卒業論文を完成させるためには、たくさんの文献を読む必要があります。一般の課題では、3冊前後必要なのですが、卒論に限っては、およそその10倍は読んでおいた方がいいです。読書は知識を増やしたり、慣れたりすることでスピードが上がります。私はフォ…

私的卒業論文対策(1)

私が書いた卒論のタイトルは、『ケータイ小説という文芸的公共圏』です。「3ヶ月ちょいで書き上げた」とよくブログで書いていましたが、ダイアリーを見返してみると、制作期間は2ヶ月程度でした。卒業指導の回数は2回です。2回目の指導には、ほぼ完成、…

ミスター慶應コンテスト2010

今思い出しました。 私と同姓同名の方のグランプリの受賞を心よりお祝い申し上げます。 こんにちは! 昨日行われたミスター慶應2010三田祭ステージでの結果発表をお知らせしたいとおもいます!! ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ グランプリ…エントリーNo.3 齋藤亮太 準グラ…

大学院に進むには(2)

大学院に進むには、覚悟がいります。文系で大学院に行くと、民間への就職先が大きく狭まるみたいです。しかし、私はそんなことを考えず大学院に進みました。というのも、大学3、4年が私にとって人生で一番楽しいときで(20歳まで楽しかった時期が、高校1…

大学院に進むには(1)

私は既に大学院を出ています。慶應通信とは専攻が異なりますが、同時並行で進めました。院卒後ではありません。慶應通信を出ると、それほど大学院に進学するのは困難ではないと思いますが、大学院に進むために必要なことを書きたいと思います。 1.研究計画…

クイズ文化の社会学

慶應通信とは関係がないのですが、私はこういう本を持っています。『クイズ文化の社会学』。文化社会学に関心のある方におすすめです。クイズ文化の社会学 (SEKAISHISO SEMINAR)作者: 石田佐恵子,小川博司出版社/メーカー: 世界思想社発売日: 2003/03メディ…

基礎が非常に難しい

慶應の論文やレポートには、それほど知識は必要ありません。それほど深いことは聞かれておらず、「慶應」だから「たいそうなことを書かなくてはいけない」と思う必要はないです。問われる知識はいたって基本的なことです。特に総合科目は、基礎の基礎です。 …